アート

ひげもじゃさんとアイコさん

今週のお題「夏うた」 In the Summertime: 暑苦しい夏 「夏がくーれば思い出す―」やTubeやサザンもいいですが、すぐに思い出すのはレゲエラップシンガーのシャギー(もじゃもじゃの意味)が25年前に歌ってた、これですねぇ。ガラにもなく、海に繰り出したく…

距離×コミュニケーション、人工×自然

ネットで知り合った方に教えていただいたのだが、デンマークの設計事務所BIGの作品で、コペンハーゲンに8ハウスという建物がある。その人いわく 広大な国立公園の目の前に位置していてルーフガーデンがあったり、建物内は敢えて各部屋の庭と隣接する長いスロ…

椿姫その2:デュマフィスによる原作

先述のようにオペラ「椿姫」を見る機会があったのだが、ストーリー的にいくつも謎が残ったこともあり、手に取ったのが本書。椿姫 (光文社古典新訳文庫)作者:デュマ・フィス発売日: 2018/03/23メディア: Kindle版オペラでは、小説後半部分に重点が置かれてお…

椿姫その1:新国立劇場のオペラ、舞台美術が特に秀逸

www.nntt.jac.go.jp人生でオペラを生で見るのは、おそらく2回目である。中学生くらいの頃、母に連れられて「カルメン」を観た。内容はあまり覚えていないのだが…。それ以来のオペラであるヴェルディ「椿姫」を新国立劇場で見る機会に恵まれた。肝心の歌は、…

シンガポールと福岡のアリス展

今夏にシンガポールのアートサイエンス・ミュージアムで見たAlice in Wonderland展と、冬に福岡市美術館で不思議の国のアリス展をやっていたので、比較しながらメモ。。 シンガポールのアリス まずシンガポール。こちらは結構子供向けで、いくつもあるドアの…

塩田千春展:人間関係としての赤い糸、生死のあいまいな境界

昨年スウェーデンに行った時に、とある美術館で企画展を偶然見て、初めて知った。そのときは小一時間しかいられず駆け足になってしまい、また展示内容もだいぶ異なるようなので、改めて訪問。次期館長の片岡真実氏がチーフ・キュレーター。www.mori.art.muse…

大英博物館とManga展

Manga展:流れと位置付けを重視 3年ぶり3回目くらいの大英博物館で、今回のお目当てはManga展。www.britishmuseum.org 日本人以外向けに、コマをどの順序で読むかとかの解説に続いて、漫画が果たしてきた役割をテーマごとに紹介する流れ。鳥獣戯画と鉄腕アト…

久保修さんの切り絵 町家の春夏秋冬

kyoto.wjr-isetan.co.jp新幹線に乗る前後の暇つぶしに行くことの多い美術館えき。今回もあまり期待せずに行ったら、意想外に良かった!おたべのパッケージは見たことがあったけど、久保修さんという作家を特に意識したことはなかった。キャベツ畑、カイワレ…

「イケムラレイコ 土と星 Our Planet」展 自然の一部である人間の表情について

www.nact.jp最初はあまり何も感じなかったのだが、部屋を先に進むにしたがって、だんだん引き込まれた。少女というテーマでは、フェミニズム的な抗議でもなく、男性がこうあってほしいという勝手な理想の少女像では決してない。なぜかうつ伏せや仰向けになっ…

カタストロフと美術のちから

東日本大震災の衝撃はまだ残っているけれど、少しずつ薄れつつある。そんな自分の意識を少し変えたいというのもあって、訪れてみた。www.mori.art.museum展覧会でフィーチャーされているメインの作品はもちろん印象的だ。冒頭のThomas Hirschhornによる紙で…

Kyotographie2018その4、というかほぼKG+

細見美術館 ジャック・アンリ・ラルティーグ こちらはKyotographie 2018の関連プログラムで、別の日に訪れた。フランスの作者は、幼いころの仕合せな日々を記録に残しておきたかったという。多感な二十歳の時に第一次大戦となるが、影が差したような作品は皆…

Kyotographie2018その3

今回のハイライトは最終日にやってきた。 誉田屋源兵衛 深瀬昌久 まず室町四条を上がったところにある誉田屋源兵衛。毎年すっかりおなじみの会場となった。長屋の手前のほうでは、海外では有名な深瀬昌久の猫やカラスや自画像。猫の視線で、サスケという猫を…

Kyotographie 2018 その2

www.kyotographie.jp 建仁寺両足院 中川幸夫 生誕100周年とは思えないほど自由で現代的で突き抜けた発想の生け花の写真パネルが、畳の上に並べられている。枯れかけた花も見事に生けられている。白菜を立てて生けたような作品は、故宮博物院の白菜を思い出し…

メタボリズムの未来都市展──戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン

メタボリズムの未来都市展──戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン作者: 株式会社 新建築社出版社/メーカー: 新建築社発売日: 2011/09/01メディア: 大型本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (8件) を見る2011年に森美術館で開催された展覧会のカタ…

*[アート] blur

KG+で立ち寄ったSferaExhibitionで、去年も放映していたBlurというショートショート、良いのでまた見てしまっただよ(90年代ブリットポップの話ではないです)。視力の弱い父が四六時中、子どもたちの色んな写真を撮っていて、現像もせずいったい何が楽しく…

Kyotographie 2018 その1

www.kyotographie.jp 美術館えき 蜷川実花 日本にこんな色あったんだっけというくらい鮮やかな色が組み合わされていて純粋にきれい。背景に傘をさして、しかもお顔の表面がおしろいで均一化されているため、幾何学模様が作りやすくなっている。舞妓さんはあ…