不完全さも受け入れる

今週のお題「母の日」

この歳になると、人間としての母の人格の不完全さも含めて、できればすべて受け入れたいと思う。ほぼ無条件で、愛おしく思えるのである。

そしてこれまで、特に思春期の頃など、無意味につれない態度を取ったり、外で距離を取ったり、嫌なことがあったときに八つ当たりしたりして、寂しい思いをさせていたかもしれないと思うと、また私が必ずしも親の期待に答えるような人生を歩んではこなかったことを思うと、言いようのない申し訳なさを感じる。母が私たちに注いでくれた無条件の愛情を考えるとなおさらである。

ここ10年ほど、母の日にはお花などを送っている。バレンタインデーほどではないにせよ商業化されてはいるけれど、感謝を伝えられるきっかけがあるのは有難い。

一番救われるのは、いろいろ迷惑をかけたね、というと、そうだっけ?と普通に返ってくること、そして子育てはとても楽しかったよ、と言ってくれることだ。

お母さん、本当にありがとう。